1. ネタだけじゃない!老舗寿司店に聞く、静岡の鮨が旨いわけ
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ネタだけじゃない!老舗寿司店に聞く、静岡の鮨が旨いわけ

鮨を美味しくする条件はいくつかある。一番重要なのは鮨ネタだ。でもそれだけではない。ネタが良いのは当たり前。鮨にまつわる脇役に注目してみよう。そこに、静岡の鮨が美味しい理由が隠されているのだ。

鮨の味を引き締めるピリッとした名脇役

まずは、わさび。わさびは鮨に欠かせない薬味だ。近年、"オクシズ"と呼ばれ注目されているエリアのひとつに、有東木(うとうぎ)という地区があるが、ここは、日本のわさび栽培発祥の地なのだ。わさび田があると言うことは、きれいな水があるということ。それも鮨の美味しさを左右する。

美味しい水があるから、美味しいご飯が炊ける

静岡市を流れる安倍川は南アルプス山系の水。その豊富な伏流水は、全国的にみても美味しいと言われる。その水で米を炊けば、シャリも美味しくなるというもの。そして、鮨とともにいただくお茶。静岡は全国一の生産を誇る茶どころだ。そのお茶も、この水で煎れるのだ。生産地の水で煎れるお茶は味、香りともに申し分ない。

いい脇役に支えられる鮮度抜群の鮨ネタ

これらの脇役に固められた、主役のネタはいかがだろう。静岡市の目の前には、豊富な魚介類が水揚げされる駿河湾が広がる。地の魚が水揚げされる用宗港や由比港、さらに冷凍まぐろの水揚げ量日本一の清水港も控えている。春と秋には、ここでしか獲れない桜えびも、生で味わえる。旬のイサキや、他の土地ではほとんどお目にかかれない太刀魚の刺身も、静岡ならではの味だろう。

老舗、なのに庶民派。初めて訪れても安心の寿司店

そんな静岡の鮨を気軽に食べられるのが、大正元年創業の入船鮨だ。今でこそ手軽な鮨は回転寿司というイメージだが、市内で一番古いこの寿司店こそが、「回転」以前から庶民に親しまれていたのだ。漁師と直接取引をし、鮮度のいい魚を店に納めるから、市場経由よりもまる一日早く食材が店舗に入荷する。つまり、一日分新鮮なネタが食べられるということ。価格をきちんと表示する明瞭会計で、カウンターでも気兼ねすることなく、心ゆくまで鮨を楽しめる。その入船鮨は、市内に4店舗。繁華街に近い「両替町店」は年中無休。深夜1:30までやっているのも嬉しい。「葵タワー店」は、JR静岡駅から地下道で直結。こちらも年中無休だ。この2店舗はWi-Fiも繋がるので、食事をしながら情報収集をして、その後の観光プランを考えるのにぴったり。その他、JR静岡駅南口から徒歩3分の「南町店」、郊外には「登呂店」もある。

ランチならさらにリーズナブル。和食のコースもあり

近年、静岡を訪れる外国人観光客は増加の一途だ。彼らに一番人気のネタは。残念ながら駿河湾で獲れるものではないが、「サーモン」だそう。入船鮨では、ノルウェーなどから空輸したサーモンを直接仕入れ。余分な流通をカットする努力で、リーズナブルな価格を実現している。手軽に食べるなら、やはりランチがおすすめ。旬の魚が入った「季節のおすすめにぎり」は、2,400円~。しらすや桜えびの漁があった時には、リクエストに応じて、これらも握ってもらえる。もっと手頃に済ませるなら「ランチの握り」を。握り7貫と巻き寿司、お椀サラダが付いて930円~(価格は店舗によって異なる)。和食のコース料理もあるので、日本食の真髄を味わうにはぴったりの店だ。

【入船鮨 両替町店】

静岡市葵区両替町2-7-10 TEL/054-252-9178 営業時間/11:00~翌1:30 定休日/年中無休 ※Wi-Fi利用可

【入船鮨 葵タワー店】

静岡市葵区紺屋町17-1 地下1階 TEL/054-251-9178 営業時間/11:00~22:00 定休日/年中無休(12/31・1/1を除く) ※Wi-Fi利用可

【入船鮨 南町店】

静岡市駿河区南町6-6 TEL/054-282-1158 営業時間/11:00~22:30 定休日/火曜日

【入船鮨 登呂店】

静岡市駿河区有東2-3-29 TEL/054-284-5151 営業時間/11:00~22:00 定休日/月曜日